「建設工事着工期労働災害防止運動」を展開します

建設業における令和5年の労働災害発生状況は、令和6年1月末現在の速報値をみると、死亡者数は6人と前年同期に比べ17人減少し、死傷者数についても870人(新型コロナウイルスによるものを含む)と前年同期に比べ95人減少しています。 死亡災害における「事故の型」では、「墜落、転落」が3人と最も多く、死亡者数の半数を占めているほか、死傷災害における「事故の型」では「墜落、転落」が 31.5%と依然として3割以上を占めています。 また、令和6年に入り、建設業における死亡者数は既に3人(令和6年2月末現在)に上っており、労働災害防止に向けた基本的な対策の徹底が必要とされるところです。 労働災害防止対策の徹底を図るためには、建設工事現場が動き出す着工期に、安全衛生管理体制の再確認及び安全衛生教育等を実施し、事業場全体に安全意識を定着させることが重要です。 このため、「『着工期』こそ、安全対策の「質」を決める時期」をスローガンに、「建設工事着工期労働災害防止運動」を展開します。 加えて、5月25日から5月31日までを「建設安全週間」と定め、各事業場の自主的な労働災害防止活動の活性化を図ることとします。

運動期間 令和6年4月1日~6月30日

主唱者 厚生労働省北海道労働局・各労働基準監督署(支署)