舗装研究所のご案内
舗装研究所は1972年11月に舗装技術に関する試験・研究並びに会員技術者の資質向上を目的に、(一社)北海道舗装事業協会の付属機関として設立されました。
設立以来、常に時代の必要性に応えるべく、多様化するアスファルト舗装技術に対応した材料や混合物の品質管理試験に取り組むとともに、会員各社の技術向上のための調査・研究、分析・評価及び研修業務の推進を目指してきました。
この間、研究所では、新たな規定に対する品質管理試験等にも即時対応するよう努めながら、土質、骨材、石粉、アスファルト混合物、乳剤の5項目72種類の依頼試験の受託を行ってきましたが、2022年12月に全ての品質管理試験業務を終了しました。
研修業務は、若手技術者のための舗装基礎技術研修等を実施しており、受講者は延べ2135人に達しています(1972年から2024年)。2006年からは、JICA国際協力機構の見学研修等に協力するなど、その活動分野は会員技術者以外にも及んでいます。
また、技術相談等の窓口としての役割を担うとともに、技術の向上や資格取得の要望に応えるべく、常に最新の技術情報を収集・整理、提供し、舗装技術に関する研修や講習の実施等研修機能の強化を図っていきます。研究所は今後も、会員各社の技術向上のための調査・研究及び研修業務の推進に向け、努力して参ります。
業務内容
舗装技術に関する研修
舗装基礎技術の研修は、寒冷地アスファルト舗装の基礎や応用技術を中心に、舗装に関する設計、材料から施工、維持管理など、現場技術者に必要な技術を提供しており、若手技術者の育成や技術力向上のための研修としての役割を担っております。研究所は、(一社)全国土木施工管理士連合会のCPDS講習会実施機関としての登録認定を受け、継続学習制度CPDSの認定プログラムとしてCPDSユニットを付与しています。
今後も、調査・研究等を通じて収集した技術情報に基づき、舗装技術者に求められる研修プログラムの提供を行って参ります。
研究所は、国際貢献の一環として独立行政法人国際協力機構JICA北海道(札幌)などが主催する研修に協力しています。これまでに、開催数38回、参加国68の国と地域、336人の各国の政府行政官や技術者が研究所を訪れて、施設の見学や品質管理試験の試験機器や試験方法を学んでいます(2006年から2022年)。
舗装研究助成
舗装研究所では、大学等の学生、及び、若手技術者が行う舗装研究を奨励・促進するため、必要な費用の一部を助成し、これを通じて、舗装技術の向上と学生や若手技術者の研究意欲向上と育成を図っています。
技術相談
研究所では、舗装技術に関する調査・研究等に取り組んできたことから、会員各社の技術者等へ技術情報の提供などを行っております。

会員各社の技術者等から、舗装技術等の問題点や疑問点、その他、ご相談を受け付けております。相談は、電話、メール、当研究所まで直接来ていただくなどで受け付けております。

研究所は過去からの舗装に関する文献や書籍などを収集しており、文献や書籍の保存という役割も担っています。昭和以降の書籍やビデオ、DVDなど歴史的な技術資料も揃えており、貴重な史料の閲覧や視聴もできます。舗装の仕様や規格値に関わる文献や書籍等がありますので、技術的に疑問などが生じた場合の確認などに参考資料をご提供いたします。
沿革
1972年11月 | 社団法人北海道舗装事業協会研修所として札幌市南区南沢に設立する |
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1978年 1月 | 研修所を舗装研究所と改める |
1998年 2月 | 札幌市南区藤野に新築移転する |
2006年10月 | JICA見学研修の受け入れを始める |
2008年 5月 | (一社)全国土木施工管理士連合会のCPDS講習会実施機関として認定講習の研修を始める |
2022年12月 | 依頼試験業務の受託を終了する |
2023年 4月 | 札幌市中央区に移転する |
2025年 1月 | 舗装研究助成を始める |
連絡先
舗装研究所
所在地 | 〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西5丁目 6番地 メゾン本府 一般社団法人北海道舗装事業協会 舗装研究所 |
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TEL | 011-222-1921(協会代表番号) |
FAX | 011-232-3823(協会FAX番号) |
hoso-ken.jimu@hoso-jigyo.or.jp |