北海道舗装事業協会とは
設立までの経緯
昭和23年3月に社団法人日本道路建設業協会北海道支部が発足していたが、昭和28年札幌・千歳間の弾丸道路が完成し、舗装技術の普及向上の機運が高まったこともあり、冬期の工事閑散期において発注官公庁担当官と施工業者が施工品質の向上を目指し施行技術検討会を催すようになった。昭和35年12月北海道支部会員の舗装業者有志15社が舗装技術向上と業界発展のため「黒土会」を発足し活動を開始した。
その後、「舗交会」を経て北海道舗装事業協会は昭和45年1月10日に法人として出発した。発足当初の会員は38社だった。
設立の趣旨
舗装事業に関する調査、研究、試験及び研修に関する事業を行い、業界の進歩向上に努め、北海道総合開発の促進に寄与することを目的として以下の事業を行う。
- 舗装工事に使用される資材などの各種試験
- 舗装事業に関わる技術者を対象とした研修及び講習
- 舗装事業に関する調査、資料作成の請負
- 舗装技術の向上に関する諸調査、研究及び見学視察等の実施
- 経営の改善及び舗装工事施工の合理化などに関する調査及び研究
- 舗装事業に関し必要な意見の具申及び諮問に関する答申
- 会員相互の情報交換及び研修の実施
- 本会の事業に必要な印刷物等の刊行頒布
- その他この法人の目的を達成するために必要な事業
運営組織
舗装事業協会 | 会員69社 |
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理事会 | 会長、副会長、理事など20名で構成 |
三役会 | 会長、副会長 で会を運営する。 |
協会は、日本道路建設業協会北海道支部、北海道アスファルト合材協会と連携し、さまざまな合同委員会において、活動している。主な委員会活動は、運営対策、地区対策、技術対策、舗装事業対策、広報の5合同委員会が中心となって展開している。協会員の現状や要望、課題などについて、委員会を通じて共有し、発注機関との意見交換会の場で実現を求めるほか、舗装事業の社会的地位向上に向けて、社会貢献活動などにも積極的に取り組んでいる。
組織機構図
北海道舗装事業協会の活動
1.業界の要望の実現
①地区懇談会(地区対策合同委員会)
- 地区ごとの舗装事業に関する課題や懸案事項等を把握するために年1回地区ごとに開催している。
- 懇談会の結果を国や官公庁との意見交換会や要望活動に反映している。
②要望活動
- 地区懇談会など業界団体から集めた意見を集約して要望書としてとりまとめ、次年度の予算編成時期を控えた秋の要望活動を実施している。
- 要望相手として、国会議員や中央省庁への中央要望と北海道開発局と各開発建設部、北海道と各建設管理部、札幌市などへの地方要望を実施している。
③意見交換会(舗装事業対策合同委員会)
- 地区懇談会など業界団体から集めた意見を集約して北海道開発局と各開発建設部、北海道と各建設管理部、札幌市などと意見交換を実施している。
2.舗装技術の向上
④道路講演会
(技術合同委員会)
- 会員への舗装技術の向上などを目的として (一社)日本道路建設業協会北海道支部が主催する道路講演会に、(一社)北海道舗装事業協会と北海道アスファルト合材協会が共催し毎年1回開催している。
⑤アスファルト舗装に関する特別研修
(舗装研究所)
- 舗装研究所において、毎年2回「アスファルト舗装に関する特別研修」を開催している。(一社)北海道舗装事業協会、アスファルト合材協会の会員会社から技術者が受講し、アスファルト混合物の配合設計等の舗装技術を学ぶ研修である。
3.安全管理の啓蒙
⑥安全管理並びに暴力団等対策講習会
(地区対策合同委員会)
- 労働災害の防止や交通安全及び暴力団対策について学ぶため会員向け講習会を開催している。
⑦地区安全パトロール
(労務安全合同委員会、地区合同委員会)
- 年1回、地区委員と労務安全委員による合同安全パトロールを実施している。
4.社会貢献
⑧JICA研修(舗装研究所)
- 舗装研究所においてJICA北海道が招いた外国人研修生に対して道路維持管理などの研修を行っている。
事務所・アクセス
一般社団法人 北海道舗装事業協会
所在地 | 〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西5丁目6番地 メゾン本府5F |
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TEL | 011-222-1921 |
FAX | 011-232-3823 |