舗装って中はどうなってるの?どんな機械を使っているの?
など舗装の知識をご紹介します!
舗装の作り方・舗装の機械
舗装ってどうやって作るの?
1.工場からアスファルト混合物を出荷
- アスファルトプラントと呼ばれる工場で、アスファルトや砕石などの材料を高温で練り混ぜて、アスファルト混合物を作ります。
- これをダンプトラックなどで、工事現場に運びます。
2.アスファルト混合物をアスファルトフィニシャに供給
- 工場からトラックで工事現場に運んできたアスファルト混合物をアスファルトフィニシャという工事車両に供給します。
3.アスファルト混合物を路面に敷きならす
- アスファルトフィニシャという工事車両は、前部のホッパーから供給されたアスファルト混合物を後部のスクリードで路面に平らに敷きならします。
- このとき混合物はまだ、150℃程の高温です。
4.アスファルト混合物をローラーで締め固め
- 敷きならされたアスファルト混合物を、ロードローラーで踏み固めます。
- これにより密度の高い丈夫な舗装になります。
5.タイヤローラで仕上げの締め固め
- 最後にタイヤ式のローラで表面をしっかり締め固め、路面を平坦にします。
- 締め固めた後、舗装表面の温度が下がって50℃以下になったら自動車が走れます。
6.区画線を引く
- 最後に舗装の上に車線の区画線や横断歩道の線を引いて舗装の完成です。
7.舗装工事の全体像
- こんな感じでダンプトラック、アスファルトフィニシャ、ロードローラーなどが道路上に並んで工事をしています。
- 空港の舗装も基本的には同じ手順です。飛行機が発着しない夜間の工事が多いです。
- 大きな舗装工事では、建設機械が大活躍します。
- 工事現場って意外にキレイでしょう。
舗装工事の機械
舗装工事の機械編成
舗装に使われる機械
アスファルトフィニッシャー
- プラント工場から運ばれてきたアスファルト混合物を路面に平らに敷きならすための機械です。
- 前部のホッパーで運ばれてきたアスファルト混合物を受け止め、スクリューなどによって後部のスクリードに運び、一定の厚さで平らに敷きならしていきます。
ロードローラー
- 路面に敷きならされたアスファルト混合物の上を走行することによって、アスファルト混合物を固く、密実に締め固める機械です。
- ローラーが鉄輪のマカダムローラーやタイヤのタイヤローラー、前後2輪のタンデムローラーなどに分類されます。
ディストリビューター(乳剤散布車)
- アスファルト混合物を散布する前に、下の層との接着をよくするために、アスファルト乳剤(アスファルトに乳化剤などを混入して液体状にしたもの)を、散布するための車両です。
ダンプトラック
- アスファルト混合物を工場から工事現場まで運ぶための車両。荷台を傾けることが出来ます。
- 寒い時期に運ぶ場合は混合物をシートなど覆って保温します。
ロードヒーター車
- 路面を加熱しアスファルトを柔らかくする機械です。
- 道路上で老朽化した舗装の表層を削り取り、その場で加熱しながら再生添加剤を混入することで、新たな舗装材料にして、舗装を再生する路上再生工法に用います。